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厄介な「村社会的企業」の存在について

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ブラック企業は法的にアウトなわけで、社会から即刻退場がもはや当たり前とされていますが、ブラックではないけど厄介な体質の企業も存在します。

たとえば、社会の常識よりも自社の常識で、狭く独自性の強い常識感を振りかざし、労働者を統制する村社会的な企業(組織)です。

村社会(むらしゃかい)とは、集落に基づいて形成され、有力者を頂点とした序列構造を持ち、昔からの秩序を保った排他的な社会を指す。村社会にはしきたりがあり、それを破ったものには村八分などの制裁が科せられる。そこから派生して、同じような構造を持つ閉鎖的な組織や社会も村社会と呼ばれる。

引用元:Wikipedia

これは大企業でも中小企業でも、有名企業でも、老舗企業でも、どこのカテゴリーにも存在するもので、ブラック企業と同様、外からはなかなかその実態が見えないところが厄介です。

ぱっと見は、アットホームな雰囲気にも感じてしまったりも…。

◾️ 村社会的企業の特徴

まず、プロパー社員(新卒採用により入社した社員)の比率が極めて高く、経営者も役員も内部昇進・登用がほとんどで、管理職層もほぼプロパーが占めています。社内と外界とが完全に遮断されている「井の中の蛙大海を知らず」の状態です。

狭いコミュニティが形成さており、管理統率する者は、人格よりチカラで成り上がっています。チカラとは、営業成績、業績です。その組織を維持するには、お金が絶対的なものであり、利益貢献度の高い者こそがリーダー資質に優れた者と評されるのが特徴的です。超成果主義的であり、超年功的な組織です。数字を出せない者は口も出せない。当然、数字を出す者の声はどんどん大きくなっていきます。

部下に対するマネジメントも、適正なパワーとは程遠い、歪んだパワーで職場を支配します。そして、その異様なマネジメント・スタイルが代々受け継がれる組織文化ができあがっています。入社した当初は、なんとなく違和感を感じていても、いつしかそれが普通になり、むしろ自社以外がおかしい、間違っているのではないかと、非常識が常識にすり替わっていても気がつきません。おかしいと思ったとしても変えられないのです。むしろ、それを継続するほうが楽になっています。

早期退職者が多いのも特徴です。こんな上司のもとで、こんな職場の雰囲気の中では働けないと、違和感をキャッチアップできる人は躊躇なく自主退場します。とくに近ごろの若者は就活において、誰とどんな雰囲気で働くかを大事にしていますので、そうしたことにとても敏感ですし、SNSなどを通じて怪しい話を共有できる環境にあります。

社会的企業には退職を理解する発想自体がいません。「辞める=逃げた」と考え、逃げるほうに何かしら悪いところがあるとします。さらには、そういう人材を採用した人事に問題があると責任を転嫁します。すべてにおいて他責的傾向が強いです。

年齢が高くなればなるほど中途退職はなくなります。市場価値の高い人材は、途中でいなくなり、残ったのは、もう外で通用しない者ばかりに。よって、自立より依存型の人材が目立ちます。

これまでに見てきた村社会的企業の典型例を特徴としてまとめるとこんな感じでしょうか。

何かと面倒な組織です (^^: