生きがい創造ラボ : Blog

「どう生きるか?」(ライフ)と「どう働くか?」(ワーク)を哲学し、自分らしくスマートにシンプルに生きるヒントを創造=生きがい創造ラボ

最近、人事担当者からよく聞く「人はいるけど、人がいない」という悩みごと。

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「人はいるけど、人がいない」

最近よく聞く、人事担当者の悩み事です。

どういうことでしょうか?

よくある事象として、① ワーク・ライフ・バランスの浸透で、女性はもちろん、男性の育児休業や短時間勤務が増えた、② 社員の高齢化で介護休業、短時間勤務を突発的に取得しなくてはならない社員が増えた、③ 派遣の期間制限(3年)で派遣社員の契約を縮小した、④ ①〜③で、職場での急な人手不足から残業時間が急増し、特に若手社員からの退職申し出が増えた、⑤ メンタル疾患で休職している社員が常に一定数いる、⑥ 定年退職後の再雇用社員が年々増えているが、現役時代よりモチベーションが…

休業や休職する社員、フルタイム勤務が困難な社員などが増加し、在籍社員数に変化はないが、職場の人手は激減し、職場全体が疲弊してきている。

そうした職場環境では、育児・介護休業なども取りづらく、また復帰もしにくい、そんな悪循環も…。

それを補うべく、新卒採用や中途採用を行なっても、「質」どころか「数」の充足も困難になってきており、もし退職者が増え続けると、事業の継続すら困難になりそうだと、心配に心配が輪をかけて押し寄せてくるのが悩み事。

実際、仕事はあるけど、人がいないので経営が成り立たない、というところが増えています。

経営資源の「人・モノ・金・情報」の中の一番重要な「人」の欠損。

多くの企業における共通の悩み事であることは、間違いないです。

 

こうした状況を打開するには、どのような施策が必要なのでしょうか。

例えば、まず検討すべきは「仕事の革新的な見直し」です。

誰が、なぜ、何を、いつ、どのように、どのくらいの時間で行っているのか、もれなく全社員の仕事の棚卸しをします。

そして、絶対にやらないといけない仕事と、そうでない仕事に仕分けます。
さらに、そうでない仕事をさらに精査し、必要でないと判断した仕事は思い切ってやめます。

慣習でただやってるルーチンワーク、そこまでやる必要のない過剰な作業、自分の満足だけで作っている資料など、実はやらなくてもいい事に時間を割いていたりします。

やってる本人には、その必要の有無が分からずに、前任者から引き継がれたまま行っている仕事もありますので、上司が積極的に関わることが重要です。

同時に、絶対にやらないといけない仕事も、なぜやる必要があるのか、その理由と、やり方を明らかにします。

特に、やり方の改善がポイントです。

現状のやり方ありきの見直しより、ゼロベースで効率と最適を検討する方がベストです。

また、この段階で、IT・IoTの活用、ペーパレス化など場所にとらわれない働き方に必要なツールや業務フロー、環境の整備を行うことは、とても有効なことです。

育児や介護など、事情があって出社はできないけど、働ける、働きたいという社員に、在宅ワーク・テレワークといった働き方を提案することで、労働力不足の解消の一助にもなり、社員に対する働きやすい職場の提供と、採用における他社との差別化にその効果も期待できます。

 

革新的な取り組みをするかしないかで、ピンチがチャンスに、ピンチがさらにピンチに、命運が大きく別れてしまいます。

当事者である社員は、経営層のアクションをシビアに見ています。

また、そのアクションは、社員へのメッセージとして明確に伝わります。

社員から「うちはダメだな… 」と思われてしまったら、そこまでです。